中川美保ライブ見聞録A
美保さん“ナックファイブ”にゲスト出演し、生演奏!

2004年12月29日(水) 於:FMラジオナックファイブ スタジオ
文/ 写真 T.T 

「いま外で深々と降りつづくこの雪景色をサックスの音で表現すると‥‥」。ナックファイブの人気パーソナリティー“あいざわ元気さん”のこの第一声で始まった美保さんのラジオ生出演。まったく打ち合わせなしのこの問いかけに、間髪を入れず、躍動感あふれる高音から一転してゆったりとした低音へ、雪が空からはらはらと舞い落ち積もりゆく幻想的な光景をイメージさせるサクスフォン独特の音色がスタジオに流れ、最初からハイテンションのなかで番組がスタートしました。

 昨年12月29日お昼12時15分から、埼玉県一円をカバーエリアとするエフエム放送局・ナックファイブの一押し番組「NACK WITH YOU」に美保さんがゲストとして生出演。初顔合わせにもかかわらず、パーソナリティー“あいざわ元気さん”との笑い声の絶えないトークと生演奏、CD紹介が行われ、リスナーにサクソフォニスト・中川美保の魅力をアピールしました。当日は、いつもピュアーな音を奏でる美保さんの番組出演を祝福するかのように朝から雪が降り出し、局社から見える街路は白一色。そこで冒頭に記した番組のスタートとなったという訳です。




(副調整室からスタジオ内を見る.右奥に演奏中の美保さんの姿がかすかにわかる)

 話題がサクスフォンを始められたきっかけから2度にわたるパリ留学時代の苦労話に及んだところで、“パリの空の下、セーヌは流れる”を生演奏。当時のことを思い出しつつの情感溢れる音の調べに、あいざわ元気さんが思わず“トレ・ビヤーン(素晴らしい)”を連発し、“私がこれまで聴いた数多くのサクソフォンのなかで中川美保さんの演奏が最も優しい響き、これぞまさしく木管楽器の音色ですね”と絶賛。スタジオに生演奏の余韻が漂うなか、ファストアルバムからP.ランティエの“シシリエンヌ”をリスナーの皆さんに聴いていただいた後、番組は今後の演奏会の予定や抱負などの話題に。

 美保さんから、1月16日(日)横浜市の神奈川県立音楽堂で開催する演奏会、現在計画が進んでいる中国への演奏旅行や3枚目となるCD制作、さらには7月3日(日)四谷・紀尾井ホールで行うリサイタルなどについて紹介、こうしたことへの抱負・意気込みが語られました。この間、“美保先生頑張れ!”の応援のファックスも。最後に、ファストアルバムの一曲“蘇州夜曲”をリスナーの皆さんにお届けしながら、あいざわ元気さんから“また、時期をみて番組に出演してください”との言葉に送られ、12時45分番組はエンディングに。(少し緊張気味にスタジオ入りした美保さんでしたが、スタジオから出てきてペットボトルのお茶を一気に飲み干し、“楽しかったわ”と一言。やはり多くの聴衆を前にした演奏会を経験している美保さんならではです。実は、応援団としてスタジオの外で聴いていた私達の方が緊張していました。)



(ナックファイブのスタジオでのパーソナリティのあいざわ元気さんと美保さん)

 猛暑続きの夏、度重なる大型台風の来襲、余震の恐怖に悩まされた新潟中越地震など、いろいろな出来事がありましたが、“まびっく”の発足やホームページの立ち上げなど、多くの皆さんの援助・応援に支えられ“愛と平和”をテーマに充実した音楽活動を進めてきた中川美保さんの平成16年悼尾を飾るに相応しい番組出演でした。皆さんとともに美保さんの今年のさらなる飛躍を期待したいと思います。