2005年7月
〜夏真っ盛り編〜

残暑厳しい毎日、皆さまお元気でお過ごしの事と存じます。
私の夏は、7月3日の紀尾井ホールでのリサイタルを皮切りに
忙し〜く 充実した、きびし〜い夏を過ごしました。
その中味を ちょっとづつ ご紹介していきましょう。


7月3日(日)

ご存知の通り、2年に一度のとても重要な自分自身とタイトに向き合うリサイタルの日。
今回は多くの方々のお力添えにより、ご協賛 ご尽力いただき、演奏に充分集中できる
環境にありました。ところが、そうなればなるほど不安と焦りが募るばかり……。
ひとつのポイントは、今回初めて手掛けるモーツァルトの「ソナタ」でした。
音楽的な解釈、そして、ヴァイオリンという弦楽器を表現するテクニックになかなか
自信がもてなかったのです。ただ、サクソフォンで演奏するという独自の確かな手ごたえは
感じていたのですが……。
リサイタルに向け、常に多くのモーツァルト作品を聴き、モーツァルトのニュアンス表現には
かなり踏み込んで勉強してきたつもり。そして、聴けば聴くほど、モーツァルトの音楽の
すばらしさが、いつの間にか精神的な支えになるほどに魅了されてしまった私もいたりして。
そして、もうひとつのポイントは「カルメン幻想曲」。
これも充分準備をし、かなりの完成度を追求してきたつもり。しかし、すべてが“絶対” という
形にない音楽芸術の宿命に かなり追い込まれていたことも事実です。
しかしながら今回は、多くの人々にお力添えをいただき、どんな逆境にあってもしっかりとした
支えを感じながら、もっとも安定した精神状態でリサイタルを無事終えることができました。
心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

7月7日(木)

ほっと!! リサイタルの余韻に浸る間もなく、神奈川県立音楽堂でのゲスト出演。
夕方、リハーサル中に突然のカミナリと豪雨にびっくり!!


7月9日〜11日 大阪〜和歌山を飛び回りました!!

久しぶりの大阪・和歌山はかなりの湿気で暑い暑い!!
ふっと気がつくと、大阪不思議発見がいっぱい?!!

その@ 〜5割引タクシー料金って?!
大阪まで新幹線「のぞみ」で速いと言っても2時間半、やっと到着。大きな荷物を抱えて“ほっと”
新大阪駅からタクシーに乗ろうかと……。“5.000円以上5割引”どのタクシーにも書いてある……。
???頭の中はハテナ?マーク!! 5割引?! って、本当にぃ?! すっご〜い 東京にはないなぁ!!

そのA ビルの谷間の観覧車 !! 
タクシーで移動中、ピアニストの曽我さんが「見て、観覧車!!」
○み「えっ?! ほんとだぁー!!」
○み「あれって 何ですか?!」
○運「何ですかぁ?って観覧車でしょう」
○み「そうですけど、だっからぁ何であそこに観覧車があるんですかぁー?!」
○運「何であそこにと言われてもあるものはあるんですから」
 あーっ!! もーっ!! イライラ!! 
遊園地でもなく、テーマパークでもないビルの屋上にどうして観覧車があるのぉー?!
と、思うじゃないですか!伝わらない 伝わらないんですよー このニュアンスが!!
うーっ いきなり カルチャー ショック……。

そのB エスカレーターの乗り方マナー
東京ではエスカレーターは右側通行。停まって乗る人は左側に立って右側を空ける。
大阪ではまったく逆!! 停まっている人は右側に寄り、左側通行!! ふ・し・ぎ?!


そのC ブラックコーヒーは17円引き
和歌山へ移動の朝、南海なんば駅の「サンマルク・カフェ」でモーニング……。
コーヒーを注文すると「アッ! ブラックですか? 17円引きです!!」と店員さん。
「はぁ???」さすが大阪!! ミルク、お砂糖を使う人と使わない人で値段が同じというのはおかしい!! という発想だろうか。
(※後で判ったことだが、サンマルク・カフェは大阪に限らず、どこのお店でもブラックは安いらしい)

そのD 鯖!! サバ!! Cava!!
この季節、京都・大阪はともかく“鯖”!! 鯖の押し寿司、バッテラ、鯖のなれ寿司とやたら目につく。
そして、おいしい!! “しめ鯖”大好きな私には、この時期とてもうれしい関西なのです。
どうやら、北陸に上がった鯖を京の都まで運ぶ道を“鯖街道”と言うらしい。
足の速い鯖を塩漬けにしたり、あぶったりして一刻も早く京の都に届ける工夫が、今でも街道には残っているらしい。折しも、京都は祇園祭りの真っ最中。鯖寿司はお祝いの食だと教えられました。

と、まだまだ不思議発見がいっぱいですが、印象的だった事をご紹介いたしました。
ところ変われば 文化・食も違うことに 改めて気づいた新鮮な旅でした。
あーっ!! 大阪でのコンサートはもちろん大成功!!無事に終えました。(食べてばかりではありませんよ!!)